角田健一ビッグバンド
デューク・エリントンから武満徹まで 脈々と受け継がれているジャズ・ スピリットを体感
2007年文化庁・芸術祭優秀賞受賞
ジャズを極めたら武満徹に行き着いた
1989年に結成された当楽団は、現代日本の作曲家・武満徹に焦点を当てた公演を多く行い、紀尾井ホール、浜離宮朝日ホールなどクラシックの殿堂として名高いホールで毎年定期演奏会を積み重ねるなど、クラシック界からも一目おかれる存在となっているのが特徴。その名は、NHK-BS放送「響け!みんなの吹奏楽」で全国的に知られており、出版されている多数の楽譜は全国の学校で愛用されている。今や吹奏楽に携わる人で角田健一の名を知らない人はいないだろう。
2009年、文化庁舞台芸術の魅力発見事業(神辺文化会館)
リーダー 角田健一 プロフィール
1951年東京都生まれ。東京芸術大学を経て桐朋学園大学音楽学部卒業。米国バークリー音楽大学卒業。帰国後、宮間利之とニューハード、原信夫とシャープス&フラッツ、東京ユニオンを経て、1990年角田健一ビッグバンドを結成。以後毎年コンサートを開催。1991年からは毎年2回の定期公演開催し、自身の作、編曲で人気を博す。1997年武満徹の作品に触発され、2001年からは「デューク・エリントンと武満徹」公演を開催、ビッグバンドの新境地を開拓し高い評価を得る。著書は「ビッグバンド完全マニュアル」CDは13枚。ジャズライフ誌には「角田健一の出前クリニック」を14年間連載。NHKテレビBS-2「響け!みんなの吹奏楽」など吹奏楽の分野でも活発に活動をしている。日本ビッグバンド振興会常任理事。日本トロンボーン協会相談役。
■主な活動の記録
1989年 結成第1回リハーサルの模様がNHKニュースTodayにて放映/2週間にわたりシャリーバッシーと共演、大好評を博す。NHKにて放映。
1991年 NHK・FMセッション'91/八ヶ岳ジャズフェスティバル/横浜本牧ジャズフェスティバル
~ 中略 ~
1997年 横浜ジャズ祭り(マリーンと共演)/8周年記念ライブツアーで全国主要都市で公演/「シカゴ」ジャパンツアーに参加/ディビット・サンボーン東京公演に参加/NHK「ときめき夢サウンド」
1999年 CD「サバンナ」全米でリリース
2000年 CD「ビッグ・スウィング」発売
2003年 CD「フォーJG」発売
2005年 CD「ジャンピング・ビッグ」発売
2006年 CD「ビッグバンドステージ」発売/NHK-BS放送「響け!みんなの吹奏楽」レギュラー出演
2008年 文化庁芸術祭優秀賞受賞記念アルバム発売
2010年 20周年記念アルバム「サンキュー・エヴリバディ」発売
2020年 結成30周年
プログラム例
- A列車で行こう/スウィングジャズの象徴
- ワン・オクロック・ジャンプ/カウント・ベイシー楽団の代表作
- ムーンライト・セレナーデ/グレンミラー楽団の代表作
- シング・シング・シング/ベニー・グッドマン楽団の名曲
- ルパン3世・メインテーマ/有名なアニメの主題歌
- 聖者が街にやってくる/ディキシーランドジャズ
- ジャンピング・ビッグ/オリジナル曲
< 休 憩 >
- 何か良い事がある/バート・バカラック
- サムバディー・ラブズ・ミー/ガーシュインの名曲
- チェロキー/チャーリー・パーカーの演奏で有名になった
- MI-YO-TA/現代音楽の巨匠・武満徹の作品
- ベートーベン作曲 交響曲第9番より「喜びの歌」
- スペイン/チックコリア作曲 ラテン色あふれる情熱的な曲
監修:生涯学習音楽指導員 重本昌信
[メンバー構成] 出演者16名 ほかスタッフ